2016-12-09 :

『ARIA』に満たされた


この間、ひょんな機会があってシリーズ第一期である『ARIA The ANIMATION』を見たのですが、それはもう圧倒されてしまった。第1話を見ている時点で気づけば作品の雰囲気に没頭していた。なんだこの、そこかしこに溢れているやさしさは。

古いアニメだしなあと食わず嫌いで敬遠してた頃の私は愚かだった。名作というのは思わぬところに眠っているものです。私もこのブログを通して読者さんにとっての名作と出会えるようお手伝いを出来ればと思っております。両者を繋ぐ架け橋になれたらなと。

さて、軽く感想をば。

まず物語の導入について。これが毎回毎回素晴らしいのだ。「恥ずかしいセリフ、禁止!」なんて言われそうな水無灯里さんの語りがなかなかどうして心地良い。

そして静かに流れだすこのオープニングだ。この最高に癒される歌声に毎回のように聞き入ってしまう。このオープニングを飛ばすことなど有り得ない。

第1期は主にキャラクター紹介回が多かった印象だ。それぞれに1話ずつ割り振られ、彼女らのひととなりが丁寧に描かれていく。彼女らをみんな好きになってしまうのは当然の流れであるのだ。特に3話のアリス・キャロルさんの話がめちゃくちゃ好きだった。彼女風に言わせてもらうと、でっかい好き。普段むすーっとしてる娘がぎこちなく笑顔の練習するシーンとか、最高じゃあないですか。主人公の明るさにじわじわ解きほぐされていく感じも。

そして、作品の雰囲気だ。あの水に浮かぶ中世風の街並み。こういうの何て言うんでしょうかね、水没都市、水中都市?  とにかく幻想的で素晴らしい。 作画自体は随分昔の作品なので如何とも言い難いけども、作品の雰囲気に合ってやさしい印象を受ける。ときどき崩れる表情作画がなんとも好きだ。水無灯里さんがよく見せてくれる(´Д`)こういう顔ほんとすき。

他にも書きたいことがあるような気がするが、中々うまく言葉にできない。この作品の良さはそういうところにあるのかもしれない。でもまあ第2期以降を見てからまた改めて文字に起こしてみようかなと思う。さらさら~っと上手い文章を書けるようになりたいものだ。