『天使なんかじゃない』感想
こんばんは。 たった今『天使なんかじゃない』を読み終えた。
最高に良かったので勢いに任せて色々と書いていこうと思いまする。
『天使なんかじゃない』とは何ぞやということですが、所謂ひと昔前の少女漫画。全8巻で綺麗にまとまった、王道一直線の恋愛漫画だ。 少女漫画、良いんですよね。一昨年あたりからハマってしまって。『ちはやふる』で興味を持って『たいようのいえ』で完全に落ちました。恋をする女の子は最高にかわいい。
さて、ここで粗筋をつらつら書いても仕方ないので、本題に移ることにする。
麻宮裕子さんについてだ。この子がとにかく良かった。むすーっとした白けた顔で初登場したシーンで「あ、絶対この子好きになるわ」と確信した。私の持論である『第一印象が悪い子は絶対に後々株をあげていくの法則』の通り、最終的にはぐうの音も出ないほどの最高のヒロインになっていた。
原田志乃さんとのくだりはつい泣いてしまった。志乃さんも例にもれず上記の法則通りでした。志乃さんが罪を懺悔するところは屈指の名場面だろう。そして回想される中学時代、いじめられて泣きじゃくっていた彼女に麻宮さんがかけた言葉。
ほら 早くふいてこれに着替えて! 泣いてたって しょうがないでしょ?しっかり しなさいよ!
ここの絵でどうしても泣いてしまうのだ。色々なモノが胸にこみあげてくる。
不器用で、怖がりで、報われぬ片想いをしていて、しかしだれよりも優しい。こんなの好きになるしかないだろう。快活で底抜けに明るい主人公も良いのだが、如何せん日陰者の私には眩しすぎるのだ。私はどうしてもサブキャラクターである麻宮裕子さんに感情移入してしまう。彼女の恋が叶った瞬間は本当にうれしかった。
そう、私はなぜかこういうサブキャラクターの恋愛に惹かれてしまう。ポピュラーなところで例を挙げるとするならば、『バクマン』の平丸氏と蒼樹嬢だったり、『暗殺教室』のスナイパーコンビだったり。とても好きなんですよね、このカップルたち。彼らはサブキャラクターだからこそ輝くのだとそう思う。なんでなのかな、と数分思考してみたが納得のいく答えは出なかった。いつか答えが見つかる日が来るのだろうか。
いやしかし、現在放送中の『WWW.WORKING』を見ていて思ったのだが、私はただのカプ厨なだけかもしれない。代償行動として、彼らの恋愛を眺めているだけなのかもしれない。
行き当たりばったりで書いたので、話題がコロコロ変わるへんちくりんな記事になってしまった。まあたまにはこういうのも、ということで。